コサージュ作りの勉強をしました

例年、本校の卒業式では3年生がコサージュを胸につけて式に臨みますが、このコサージュは園芸科学科2年生が卒業を祝って制作しています。この日は園芸科学科2年生33名がコサージュの作り方を勉強しました。講師の先生として本校園芸科学科の卒業生であり、現在グリーンショップ八木勤務の山口さんをお招きして約2時間の実技講習を行いました。

花材としては、デンドロビウム・ファレノプシス2輪、カスミソウ4枝、レザーファン3枚を1セットとして、フローラルテープを花材やワイヤーに巻いていくテーピング技術、花材をワイヤーで固定するためのワイヤリング技術の指導を受けました。ほとんどの生徒にとっては初めて行う作業であり、1つ1つの作業を丁寧に行っていました。1つのコサージュを約20分ほどの時間をかけて制作しました。この講習で作り方を身に着け、卒業式前日の2月28日に約230個のコサージュを制作し、卒業式に花を添える予定です。

動物園で植栽実習を行いました。

昨年度に引き続き、今年度も池田動物園での植栽実習に行ってきました。池田動物園では2月14日から「動物たちと花フェス」と題して園内を草花で装飾し、動物たちと一緒に草花を楽しもうというイベントを予定しており、本校も旧ゾウ舎の装飾を担当させてもらうことになりました。

この日は草花専攻2年生10名が、予め考えておいたデザインをもとに自分たちで育てた草花を使用して3時間かけて装飾を行いました。

昨年度は、ゾウ舎の中に鉄筋と人工芝でゾウのオブジェを制作し、その周辺をビオラとハボタンで装飾を行いましたが、今年度は皆で意見を出し合った結果、マゼランペンギンのオブジェを制作しました。骨組みに番線を使い、表面にワイヤーネットを張って形を整えて新聞とペンキで色付けを行いました。なかなかの力作ができました。全体の装飾デザインは直線的な幾何学模様にし、組み合わされた四角いブロックの中にペンギンがいるというイメージを表現しました。

使用した草花は8月下旬には種をまき、装飾に使うのを楽しみにしながら専攻生は追肥や花がら摘みなど花の手入れを行ってきました。見る人に「楽しそう、可愛い」といった雰囲気が伝わるように考えながら皆楽しそうに作業を行っていました。作業の途中にはテレビ局から取材も入りましたが、専攻生は自信ををもってにこやかに答えていました。夕方のニュース等で放送されるそうです。動物園に行く機会があったら是非ゾウ舎の装飾に注目してもらえればと思います。

ブドウのせん定作業始まりました

果樹栽培では多くの落葉果樹で冬の間に、その年に伸びた枝を切るせん定作業を行います。この日は1年生の総合実習の時間を利用して12名がブドウのせん定作業と、枝の片付けを行いました。本校のブドウは枝を短く切り戻す短梢せん定で栽培しており、今年伸びた枝の1芽だけを残して枝を切り取ります。生徒たちはせん定バサミを使って、残す芽を確認しながら作業をすすめていきました。作業内容は難しくはなかったようですが、どちらかといえば太い枝を切る握力が足りず苦労していたようです。また、せん定後は切った枝の片付けを全員で行いました。次年度のブドウ栽培の準備が少しずつすすんでいます。これからブドウだけでなく、モモなども順次せん定を行っていく予定です。

ハーブティー作り

この日の実習では園芸セラピー専攻2年生が、ハーブティーの製造を行いました。園芸セラピー専攻では様々な種類のハーブ類の栽培をしており、そのハーブを利用した加工品製造の一環としてブレンドハーブティーの製造、販売を行っています。このブレンドハーブティーは本校で栽培したレモンバーベナとハッカ、岡山県産紅茶葉をブレンドしたものです。

この日は販売袋のシール貼り、ティーバックの販売袋への封入作業等を行っていました。衛生面の注意だけでなく、異物混入等の事故やミスがないように何回もチェックしながら慎重に行っているのが印象的でした。ブレンドハーブティーは注文販売や校内の販売会などで1袋500円で販売しています。その他にも現在本校では2種類のハーブティーを製造、販売しています。もし、興味がありましたら園芸セラピー担当までご連絡ください。

花壇の植え替え実習

この日は草花専攻3年生9名が、学校から備中高松駅まので間に設置されている花壇の植え替えを行いました。これらの花壇は、数年前から通学路でもある駅から学校までの路傍に設置され、本校が管理を担ってきました。全部で6ヶ所の花壇に、パンジー、ビオラ、ハボタン、キンセンカ、キンギョソウなどを1時間半かけて植えました。何度目かの植栽実習ということもあり、専攻生は手慣れた手つきでどんどん花壇を装飾していました。

また、別の日にはなりますが本校近隣の済生会吉備病院の花壇の植え替えを行いました。駐車場の側にあり、道路や駐車場からよく見えます。パンジーやビオラなどの苗苗を植えてきれいに整備できました。

寄植え交流会

この日は草花専攻3年生9名が本校近隣の加茂幼稚園の園児8名と草花苗を使った鉢植え制作をとおして交流してきました。最初にペアを決め、自己紹介を行いました。最初はどちらも少し恥ずかしそうな場面もありましたが、すぐに楽しそうに活動していました。

鉢植え制作は、専攻生が育てた色とりどりのパンジーやビオラの中から園児が好きなものを選び、一緒に植えていきました。専攻生にとっては普段自分たちが学んでいることが活かせるよい機会となりました。

また、うまくお兄さん、お姉さん役をこなしていたようで、とても良い経験になりました。制作した鉢植えは、そのまま園内に飾られ、卒園式の時に園児が持ち帰るそうです。

キウイもつくっています

この日は2年生の果樹専攻生がキウイフルーツの収穫を行いました。本校では「香緑」という品種のグリーンキウイを栽培しています。今年は余分な果実を小さい時にまびく摘果作業が不十分であったため、果実はたくさん実っていますが全体的に小さい果実が多い印象でした。初めてキウイの収穫をするという専攻生も多かったですが、キウイは棚に枝をはわせるため果実の実る位置が高く、足場を利用するなど工夫して収穫を行いました。

この日は約40kgのキウイを収穫しました。収穫後すぐは果実が硬くて食べられないため「追熟」という処理をしてから利用します。本校でも追熟処理をして生食だけでなくジャム等に加工して利用する予定です。

植栽実習行ってきました その4

今回は総合実習の時間を利用して岡山市西河原の弘済会に2年生の草花専攻生5名が行ってきました。この日は、建物の外にある約15m程の花壇を学校で育てたパンジー、ビオラ、ハボタン等の花苗とプランターを持ち込んできれいに装飾しました。1時間ほどで完成し、日々の実習の成果を確認できるよい機会となりました。

まずは前回5月に花壇に植えた古い植物を抜いてきれいに土を整えます。その後、持ってきた花苗を種類や色を考えながら植える場所に置いていきます。最後に水やりをして完成です。花壇の草花が更新され、見た目も華やかになりました。見る人を少しでも楽しませられたらと思います。

R4園芸科学科 24

今日の園芸科学科を紹介します。

草花専攻

シクラメンの管理を行っているグループがシクラメンの土のp濃度を測るための作業をしていました。土を採取し、それをろ過してphメータで測定するそうです。ただいまシクラメンは絶賛販売中だそうです。

 

果樹専攻

収穫が終わった後のブドウのハウスの様子です。草が生えてきたので、今日は除草作業を行っていました。収穫が終わった後もまだまだ管理や片付け、環境整備などやることはたくさんあるようです。このあと収穫できるものは少量のカンキツ類だけとなりました。

 

他にはイチジクが少しだけ残っていました。栽培しているカンキツ類はキンカン(品種:プチマル) ミカン(品種:ワセウンシュウ) レモン(品種:リスボン)の3種類で、いずれも1〜2本です。

 

 

セラピー専攻

セラピー専攻で栽培していたハーブ類の苗も少なくなってきました。現在残っているものはイタリアンパセリ、 ワイルドストロベリー、レモンバーム、セージ、ラムズイヤーなどです。セラピー専攻に入らなければ分からない植物が多くありました。レモンバームはほんのりレモンの香りがしますよ。

 

 

 

 

 

文章・写真 3h 原田