スーパーエンバイロメントハイスクール研究開発事業ー見学研修ー(令和3年12月20日)

令和3年12月20日(月)

岡山県からの指定を受けている、「スーパーエンバイロメントハイスクール研究開発事業」の一環として、畜産科学科3年生が見学研修に行ってきました。この研究では、「畜糞並びに植物残渣によるバイオマスペレットを活用した廃棄資源の活用の実用化に関する研究開発」に取り組んでいます。今回の研修では、笠岡市の有限会社希望園と福山市のごみ固形燃料工場を見学しました。

有限会社希望園は、乳牛2,000頭を飼育する超大規模牧場であり、そこから排泄される畜糞の処理についてを中心に学習しました。畜産科学科で学ぶ生徒達にとっては非常に興味深いもので、時間を忘れて見学や質問を行っていました。

福山市ごみ固形燃料工場は、福山市内から排泄される可燃ごみを回収し、細かく砕き、乾燥・選別を行った後に押し固めた固形燃料(RDF)をつくる工場です。完成したRDFは隣接する福山リサイクル発電所の発電燃料に利用されており、本校で研究を進めている内容の基本技術となるものであり、皆、興味深く、熱心に研修しました。

見学研修をお引き受けいただいた、有限会社希望園、福山ごみ固形燃料工場の皆様ありがとうございました。

第22回くすの木コンサート開催(令和3年12月19日)

令和3年12月19日(日)

吹奏楽部・郷土芸能部の合同定期演奏会「くすの木コンサート」が本校体育館で開催されました。感染症対策のために人数制限を行うため、本校生徒・教職員・保護者等の関係者を対象とし、地域の方々に見ていただくことはできませんでしたが、盛大に開催できました。

第一部は郷土芸能部の演奏で、「祭」「最上太鼓」「疾走」「月見乃華」「絆」の5曲を演奏しました。

続いて第2部は吹奏楽部の演奏で、「Paradise Has No Border」「虹」「銀河鉄道999」「がむしゃら行進曲」「宿命」「JACKY TRYスーパーマリオブラザーズ」の5曲を間に軽快なトークなども加えて行いました。

最後に、このコンサートで引退する3年生からの挨拶があり、閉会となりました。3年生の皆さん、「おつかれさまでした。」「素晴らしい演奏をありがとう。」1・2年生の皆さん、「これからも頑張ってください」

農業クラブ校内プロジェクト発表会開催(令和3年12月17日)

12月17日(金)

2学期期末考査終了後の授業期間を利用して、令和3年度学校農業クラブ校内プロジェクト発表会を開催しました。来年度(令和4年度)岡山県大会へ出場する学校代表を決める予選会でもありました。

5つの学科(農業科学科・園芸科学科・畜産科学科・農業土木科・食品科学科)から、総勢8チームがエントリーしました。プロジェクト学習は、農業の専門学習の基になるもので、それぞれの課題を設定し、研究・調査などの活動に取り組んだ内容を発表するものです。

校長先生・農業クラブ会長のあいさつに続き、それぞれのチームが10分間の持ち時間で発表を行いました。

今年も昨年に引き続き、感染症対策で全校生徒は各クラスでオンラインにより視聴しました。どの学科もそれぞれの特性を生かして課題を設定し、研究に取り組んだ結果であり、興味深いものばかりでした。

全チームの発表後に副校長先生からの指導講評があり、閉会となりました。この中から学校代表となる3チームの皆さん、令和4年6月に予定されている岡山県大会、頑張ってください。

「全国高校生パンコンテスト」への挑戦!お見事、8年連続、書類審査突破!

【校長室便りR3-30】12月29日(水)、年末も押し迫った中、学校へ立ち寄ってみると、製菓・製パン実習室に明かりが点り、熱心にパンをこねる生徒の姿が。。。

指導されている先生から詳しい話を伺うと、本校の食品科学科1年生が8年前から毎年、挑戦している「全国高校生パンコンテスト」に今年も挑戦し、その中から見事、「手仕込み部門」で、1年生の 鈴木杏奈 さんが書類選考を通過(全国で7名)し、最終「作品審査」に駒を進めたとのこと。

第16回を数えるこのコンテスト。本来ならば、最終審査は開催地である静岡県伊豆の国市へ行き、作品の「ドックロール」を作る実技審査が行われるはずでしたが、コロナの影響を受けて審査方式が変更となり、「手こね」から、「一次・二次発酵」、「成形」、「焼成」、「完成」までの作製工程をビデオ撮影し、映像を保存したDVDとできあがったパン(冷凍)を本部に送って審査する形式になったようです。本番は1月中旬とのことで、この日はまず第1回目の練習のために登校しているとのことでした。

このコンテストは、日本で初めてパンを焼いた韮山代官の江川英龍(1801~1855)にちなんで毎年1月に静岡県で開催されている「パン祖のパン祭」のメインイベントとして開催される、全国唯一の高校生を対象としたパン作りのコンテストだそうです。

本校の食品科学科では、専門教育活動の一つとして、平成26年度からこの「手仕込み部門」に1年生が挑戦し、総合実習で校内予選を行い、代表となる数名が本大会の書類審査に応募しており、今年で計8回連続で書類審査突破を果たしているとのこと。

驚いたことに、本校が初挑戦で見事に書類審査を突破した時の生徒は、鈴木さんのお姉さん(佑奈さん)だったそうで、この日はお姉さんも応援に駆けつけてアドバイスをしてくださっていました。

先生のお話では、その日の気温や湿度により、パン生地のこね方や配合する水の分量、焼く時間等も調整しなければならない繊細な作業だそうで、何度も練習してその感覚を身に付けるのだそうです。すごい! 焼き上がりの断面を見て、きめの細かさや空気孔の有無等が審査では見られるとのこと。

年明けの本番まであと少し! 応援しています!

頑張れ!高農!

3年生教室前に花壇が出現

校内の花壇装飾のデザインを草花専攻3年生がコンペによって決定し、植栽実習で施工しました。今年度第一回目のデザインコンペということもあり、専攻生は試行錯誤しながらも思い思いのデザインを作成し、発表しました。デザインだけでなく、そのデザインを実際に施工するために必要な花の種類や数、色なども考える必要があり、良い経験になったようです。

専攻生13名からデザインの説明があり、投票の結果、上記のデザインが採用となりました。デザインが決定したら、必要な花苗の数や色を準備して施工です。施工場所の整備からはじめ、デザインを確認しながら花苗の仮置き、定植を行いました。およそ3時間ほどでかわいいデザインの花壇が3年生の教室前に出現しました。周囲の生徒からも好評のようです。

高農メールNo.R3-23

令和3年12月24日(金)

■【2学期終業式】
・本日は2学期終業式でした。充実した2学期を送ることができたでしょうか?明日からは冬季休業になりますが、各教科から課題が出ていますので、計画的に学習しましょう。生徒のみなさんは、年末・年始は気持ちがゆるみがちになりますが、事故や事件に巻き込まれないよう、ご家庭でもしっかりご指導をお願いします。また、普段あまりできていない家庭の手伝い等にもがんばって取り組んでみましょう。

■【教務課より】
・1/11(火)は始業式、1/12(水)は1・2年生の課題考査です。しっかり学習して試験に臨みましょう。各科目の課題の指示をよく確認して、期限を守り、きちんと提出しましょう。
・2学期末で成績不振科目があった生徒は、先日連絡があった課題やテストに取り組み、赤点の補充を完了しましょう。

■【保健福利課より】
・現在、県内で新型コロナウイルスの感染状況は落ち着いていますが、新たな変異株による感染拡大が懸念されていることから、引き続き感染症対策の徹底についてよろしくお願いします。

~高農生のみなさん、保護者の皆様、良いお年をお迎えください~

農業土木科 近畿測量専門学校による測量講習会がありました

12月20日、21日の2日間、近畿測量専門学校の先生が来校し、農業土木科の生徒対象に測量講習会をしてくださいました。

1年生はトータルステーションについて学び、実際に投げたボールの距離を対辺観測を利用し測定する実習を行いました。2年生はGNSS測量機を用いた観測実習でRTK法による観測で、校内にある基準点を基にしていろいろな位置を求めてみました。3年生は電子レベルによる精密水準測量について学び、実際にハウスの周りを測定する実習を行いました。

昨年はコロナの影響でこの講習会が開催されませんでした。今年は無事に開催でき普段見ることのできない測量機器に触れられ、生徒にとってはとても貴重な体験をすることができました。また近畿測量専門学校の学生で、高農の農業土木科の卒業生も来てくれていました。生徒にとっては進路を考えるうえでとても参考になったのではないでしょうか。

近畿測量専門学校の先生、生徒さん、2日間ありがとうございました!!!

農業土木科 コンクリート打設実習

畜産施設前の舗装路補修工事をしました。

補修前はコンクリートが割れ、トラックや農耕車が通る時にとても危険な状態で、その修繕を農業土木科に依頼がありました。割れたコンクリートを剥がし、エキスパンショーメタルを入れて補強し、再びコンクリートを入れました。生コン車が来ることはそんなに多くないので貴重な実習となりました。

キレイになったので、畜産科学科の皆さんはこれで安心して、安全に実習に取り組めることでしょう!!!

農業土木科では校内の修繕を行うこともあります。生徒のみんながより良く生活できるように改善したりもします。校内を散策してみると先輩たちが築いた場所がいたるところにあります。これからも農業土木科は頑張ります!!!

Japan High School Cow Contest (コンテスト用動画を撮影しました!)

12月 先生方が走り回るほど忙しいといわれる師走

ベリーナイス バロン スタウト(経産牛)

チーフ グレース メロス(未経産牛)

畿、中国、四国方の高等学校に飼育されている未経産牛、経産牛のコンテストが開催されました。これは、(株)野澤組畜産部が主催して行われるもので、今回は動画によるコンテストとなりました。

本校からは、07号経産牛タカノウ ベリーナイス バロン スタウトと未経産牛タカノウ チーフ グレース メロスを出品しました。

牛洗、リーディング、毛刈り、乳房調整などしっかりしてから、正面、横見、後望、歩様など動画撮影をし、1分間に編集しました。リードマンは3Zの竹村芙佳さんです。

この動画は、カナダ認定審査員のマイク・ウエスト氏(カナダSemex Alliance社サイアー アナリスト)にジャッジしてもらいます。結果は2022年1月中旬頃に生配信され、(株)野澤組SNS、HPにアップされますのでお楽しみに!

農業土木科2年 土地家屋調査士の仕事について

12月16日(木)農業土木科2年生を対象に、社会人講師として岡山県土地家屋調査士会の方々8名にお越しいただき、土地家屋調査士の仕事について教えていただきました。

あまり聞き馴染みのない仕事ですが土地家屋調査士とは、地図に沿って正確に測量や調査を行い、土地の境界をはっきりさせ登録するのが主な役割です。

実際に外へ出て学校周辺の境界点を探したりしました。普段何気なく歩く道にも、様々な印があり、そこでの生活のために工夫して建てられた建物があることなど、知らないことがたくさんありました。また資格を取るためのアドバイスや、実際にお仕事をされての経験談についても教えて下さいました。

高農の卒業生の方も来られており、生徒にとってはとても身近に感じることができたのではないでしょうか?今日のお話が聞けたことは、将来の選択肢の一つになることでしょう。岡山県土地家屋調査士会の皆様、ありがとうございました!!!