ブドウのせん定作業始まりました

果樹栽培では多くの落葉果樹で冬の間に、その年に伸びた枝を切るせん定作業を行います。この日は1年生の総合実習の時間を利用して12名がブドウのせん定作業と、枝の片付けを行いました。本校のブドウは枝を短く切り戻す短梢せん定で栽培しており、今年伸びた枝の1芽だけを残して枝を切り取ります。生徒たちはせん定バサミを使って、残す芽を確認しながら作業をすすめていきました。作業内容は難しくはなかったようですが、どちらかといえば太い枝を切る握力が足りず苦労していたようです。また、せん定後は切った枝の片付けを全員で行いました。次年度のブドウ栽培の準備が少しずつすすんでいます。これからブドウだけでなく、モモなども順次せん定を行っていく予定です。

農業土木科1年 横断測量に挑戦!

一年生ではレベル、セオドライト、平板の3つの測量技術を習得してきました。3学期は応用編でレベルを使い学校の用水路で横断測量を行いました。

3人一組で協力しながら、変化点と呼ばれる測量すべき点や、川幅や擁壁幅の寸法を測りながら、レベルと巻き尺を使い横断図を書き上げていきました。どこの寸法を読み取らなければいけないのか?どうやったら川底の幅を知ることができるのか?どうやればムダの無い測量ができるのか?それぞれの班でひとつひとつ、やり方を考えながら実習を行いました。

ハーブティー作り

この日の実習では園芸セラピー専攻2年生が、ハーブティーの製造を行いました。園芸セラピー専攻では様々な種類のハーブ類の栽培をしており、そのハーブを利用した加工品製造の一環としてブレンドハーブティーの製造、販売を行っています。このブレンドハーブティーは本校で栽培したレモンバーベナとハッカ、岡山県産紅茶葉をブレンドしたものです。

この日は販売袋のシール貼り、ティーバックの販売袋への封入作業等を行っていました。衛生面の注意だけでなく、異物混入等の事故やミスがないように何回もチェックしながら慎重に行っているのが印象的でした。ブレンドハーブティーは注文販売や校内の販売会などで1袋500円で販売しています。その他にも現在本校では2種類のハーブティーを製造、販売しています。もし、興味がありましたら園芸セラピー担当までご連絡ください。

土地家屋調査士について勉強しました!

12月19日(月)

土地家屋調査士会の方々に来ていただき、農業土木科2年生を対象に土地家屋調査士の仕事について教えていただきました。

『土地家屋調査士』とは、不動産の表示に関する登記に必要な土地または家屋に関する調査及び測量をする仕事です。ほとんどの人が初めて聞く仕事でしたが、我々国民の大切な財産を守ってくれており、縁の下の力持ちのような働きをしている仕事だと言うことを知ることができました。実際に校外へ出て境界点を探したり、道べりにあるプレートの意味などもしっかりと教えていただきました。

色々と勉強しているうちに、本気で土地家屋調査士の資格取得に意気込む生徒もおり、将来に希望がもてる素晴らしい授業となりました。寒い中、貴重なお時間をいただきありがとうございました!!

スーパーエンバイロメント研究開発事業による見学研修会開催

12月15日(木)

本校が岡山県より指定を受けている「スーパーエンバイロメント研究開発事業」。今年で2年目を迎えましたが、その活動の一つとして、畜産科学科3年生が1日研修を行いました。

環境や家畜ふん尿の処理、ペレット化による有効活用などについて、見学研修を通して見分を深め、自分たち自身の取り組みにも生かそうというものです。

午前中には笠岡市にある、「有限会社希望園」を見学しました。約2,000頭という超大規模酪農を実践されており、その家畜管理から牛糞の処理について話を聞きました。ロータリーパーラーでの搾乳は圧巻で、日々の実習で搾乳に取り組んできた大家畜の生徒達からも驚きの声が上がっていました。

昼食後、午後からは福山ゴミ固形燃料工場を見学しました。ここでは、市内のごみ収集で集められた可燃物をペレット化し燃料として活用している工場です。畜ふんのペレット化によるエネルギー利用についての取り組みを始めている生徒達にとって、非常に興味深い学習となりました。

お忙しい中、ご案内いただいた事業所の皆様、ありがとうございました。

エフカドカフェ3年ぶりに開催(食品科学科)

12月13日(火)

食品科学科の生徒が、先輩たちから代々受け継いで取り組んでいる「地域開放型カフェ、エフカドカフェ」今年で10年目を迎えた活動で、9期メンバーとなる3年生と10期メンバとなる2年生からなるチームでの活動です。感染症対策から、過去2年中止してきたこのカフェも未来型のカフェとしての再開を計画し、感染症対策に加えて、予約限定販売(高農3年生のみ対象)となりました。

製品の味は言うまでもなく、随所に工夫を凝らした空間演出が施され、和やかで落ち着いた時が静かに流れていきました。

カフェ終了後には担当者全員で直ちに反省会を行い、更なる改良点などが話し合われたと聞きます。されに進化した令和5年のエフカドカフェが今から待ち遠しいです。

学校農業クラブ校内プロジェクト発表会を開催しました。

12月16日(金)

学校農業クラブ活動の一つ、「校内プロジェクト発表会」を開催しました。今年も、感染症防止対策の為、発表者と運営係のみが体育館で行い、全校生徒は各クラスでのオンライン配信にて参加しました。

各学科それぞれ1~2題の演題がエントリーされ、合計7演題の発表となりました。それぞれに学科の学習の特徴を生かした取り組みの発表でした。聴衆の全校生徒の皆さんも、日々学んでいる自分の学科以外の取り組みを見ることができ、とても良い学習になったのではないでしょうか。

本大会は、来年度(令和5年度)の県大会予選も兼ねています。本日発表した7チームの中から、上位3チームが県大会へと進みます。発表者の皆さん、お疲れさまでした。そして、いずれも素晴らしい発表でした。

近畿測量専門学校の方々、2日間ありがとうございました!

12月14日、15日の二日間、近畿測量専門学校の方々による外部講師による授業が行われました。

1日目は1年生対象に、トータルステーションを用いた距離測量について学びました。トータルステーションとは角度と距離を同時に測定できるものです。これを使いチーム戦でソフトボール投げを行い、飛距離の測定をしました。楽しみながらトータルステーションの使い方を学びました。

15日は2年生対象に電子レベルを用いた精密水準測量について学びました。電子レベルとはバーコードの標尺を用いて、高さ、距離の読み取りが自動的にされるものです。実際にこの機械を使い、校内で測量を行いました。自動読み取りで誤差が出にくいとされていますが、初めて扱うものでなかなかスムーズに測量することができませんでしたが、終盤は誤差も少なくスムーズに進めることができました。

2日間貴重な体験をさせてくださり本当にありがとうございました。また専門学校の紹介もしていただき進路の参考にすることができました。

花壇の植え替え実習

この日は草花専攻3年生9名が、学校から備中高松駅まので間に設置されている花壇の植え替えを行いました。これらの花壇は、数年前から通学路でもある駅から学校までの路傍に設置され、本校が管理を担ってきました。全部で6ヶ所の花壇に、パンジー、ビオラ、ハボタン、キンセンカ、キンギョソウなどを1時間半かけて植えました。何度目かの植栽実習ということもあり、専攻生は手慣れた手つきでどんどん花壇を装飾していました。

また、別の日にはなりますが本校近隣の済生会吉備病院の花壇の植え替えを行いました。駐車場の側にあり、道路や駐車場からよく見えます。パンジーやビオラなどの苗苗を植えてきれいに整備できました。