今日の園芸科学科その6

もうすぐ体育祭が近づいてきました。三年生は最後の体育祭なので一生懸命練習しています。今日は涼しかったので作業がしやすい天気でした。今日も課題研究の各専攻での様子を紹介します。

〈草花専攻〉

草花のほ場では、マリーゴールドの収穫をしていました。先週洗っていた羊の毛をマリーゴールドの花の色素で染め、羊毛フェルトを作るそうです。

専攻室ではレジンの試作品を作っていました。先週センニチコウを収穫し、ドライフラワーにしていました。そのドライフラワーを使って商品化に向けて試作品の作製をしていました。かわいいデザインでした。

〈セラピー専攻〉

専攻生4人がガラス温室内できゅうりのネットを張っていました。きゅうりはツルを張るのでネットが必須です。おいしいきゅうりができるのを楽しみにしています!

〈果樹専攻〉

シャインマスカットの糖度を調べていました。見た目はとてもおいしそうな感じでしたが、もう少し糖度が足りないとのことでした。来週くらいには収穫、出荷ができればとのことです。一つの房で上部、中部、下部の粒を調べ大体同じ糖度になると収穫して出荷するそうです。販売されるのが楽しみです!

今日もみんな各専攻場所でそれぞれ作業を頑張ってました。果樹専攻では今週もブドウの収穫、販売が行われる予定で、校内での販売や近隣スーパー等への出荷が行われています。

撮影・文章 佐藤、信久

今日の園芸科学科その5

2学期が始まりました。3年生は進路に向けて大変な時期ですが、課題研究も手を抜かず頑張っています!今日の実習風景を紹介します。

〈草花専攻〉

センニチコウとコリウスを収穫している様子です。収穫後はドライフラワーにするため乾燥させます。右の写真は羊の毛を洗っている様子です。洗った後は羊毛フェルトにするため乾燥して、草花から抽出した溶液で染色して商品にするそうです。

他にも草花苗の用土作りをしている人がいました。右の写真の機械で土を混ぜていました。扇風機を使うと土が舞うため、暑い中での作業を頑張っていました。

〈果樹専攻〉

平山果樹園では、ブドウ班の人が瀬戸ジャイアンツという品種のブドウの生育調査をしていました。病気になっている粒を除き、ノギスで粒の大きさを測っていました。また、ブドウ・ピオーネの糖度検査もしていました。そろそろ収穫のようです。甘くておいしそうでした。

ブドウ・高妻も大きくなっていました。カラーチャートを使って粒の色を調べていました。今年は、粒も肥大しており、着色も良好でとてもおいしそうでした。校内販売も行われていたので、ぜひ食べてほしいです!

夏休みが明けて久しぶりの実習でしたが、果物も順調に育っていたので出荷調整が楽しみです。

撮影・文章 佐藤、信久

農業土木科2年 インターロッキングブロック施工編

教室前の憩いスペースを広げるための施工を農業土木科2年生ですることになりました。1学期に生徒それぞれがデザインをした図案を元に、図面化しました。長さ33m、幅1.6mの面積をインターロッキングブロック施工します。

仕上がりイメージはこのような感じでTAKANO HIGH SCHOOL  2021という文字が入ります。

9月7日。施工部分の土の掘取りを行いました。3人ペアになり、掘る人、土を運び出す人で協力し、任された区画を15㎝〜20㎝掘り下げました。

施工初日ということもあり作業はあまり進んでいませんが、目立つ場所での実習に生徒も緊張感を持って作業をしました。休み時間には、他の生徒たちが廊下や2階、3階から見てくれています!

実習のたびに姿を変え、だんだんと形になってくる様子をこちらでも随時UPしていきたいと思います。生徒の生き生きとした表情も捉えながら、頑張るE科の生徒をぜひ一緒に見守ってください!!!

2学期が始まりました!(今週の高松農⑧)

【校長室便りR3-18】9月7日(火)、2学期が始まり一週間が経ちました。

今日は24節気の一つ「白露(はくろ)」。朝晩はすっかり涼しく過ごしやすくなり、学校農場のあちらこちらで「秋の気配」を感じる頃となりました。

新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言下で始まった2学期も、今週から本格的に授業や実習が始まっています。教室を回ってみると、教卓の前にカメラやクロムブック(情報端末)が設置されるなど、不安で登校できていない生徒たちにも「学び」を届けるため、先生方がいろいろな工夫をしながら授業を行ってくださっていました。

実習の様子を写真や動画で配信するなどの工夫もしてくださっていますが、やっぱり農業の実習は『リアルの学び』が一番。早く誰もが安心して登校し、皆が揃って元気に学べるようになりますように。。。と祈るばかりです。

高農YouTubeチャンネルにも授業の様子をupしていますので、どうぞご覧ください。

7月の果樹園

平山果樹園の最近の様子を紹介します。

夏真っ盛り、そして果樹園の草も伸び盛りとなっています。実習で草刈りも行っていますが、まったく追いつきません。しかし専攻生は皆、だいぶ草刈りが上達してきました。

袋掛けが終わったブドウが早速、何らかの小動物に荒らされていました。まだまだ、果実は酸っぱいですが、袋が掛かったことから何か食べ物があると思ったようです。すぐに電気柵を周囲に設置して対策しました。

今年は7月16日からモモの収穫が始まりましたが、長雨の影響で袋の中で落果したモモや渋みのあるモモが多く、過去最低の収穫量となってしまいました。校内での販売や近隣スーパー等への出荷もわずかな量になってしまいましたが、収穫できたモモはサイズの大きなものばかりでした。

測量競技大会に参加してきました!

 

岡山県学校農業クラブの測量競技大会が7月29日に平板の部、8月3日に水準の部とセオドライトの部が行われました。県下の農業高校で測量を学ぶ仲間たちが集まり日頃の練習の成果を発揮し、その実力を競い合いました。

結果は・・・平板測量の部は高農より2チームがエントリー。全体で5チーム出場の中、3年生チームが優秀賞という結果になりました。本当は最優秀賞を狙い、全国大会出場を目指していただけに悔しい結果となってしまいましたが、これまでに費やした時間は間違いなく、たくさんのものを得ていると思います。

続いてセオドライトの部。高農より2チームがエントリー。全体で6チームが出場の中、こちらも3年生チームが優秀賞でした。1㎜の誤差で最優秀賞を逃してしまい、こちらも悔しい結果となってしまいましたが、これまで頑張ってきた時間はとても充実していたのではないでしょうか。

最後に水準の部。高農より2チームがエントリー。全体で11チームが出場しましたが、こちらは結果を残すことができませんでした。水準の部では1年生チームが参加しました。チャンスはまだあります。次に向かってしっかりと経験を重ね、結果を残せるよう頑張って欲しいなと思います。

選手の皆さん、本当によく頑張りました!!!

7月第3週(今週の高松農⑦)

【校長室便りR3-13】7月12日(月)~7月16日(金)。今週は、大雨警報により休校になって延期していた期末考査の残りを月曜日に終え、火曜日からは特別授業となり、併せていくつかの学校行事が行われました。まずは滋賀県大津市で開催される「第37回全国高校生グレコローマンスタイル選手権大会」に出場するレスリング部4名の壮行式をオンラインで行いました。農業クラブの校内行事も行われました。13日には、全学年の生徒を対象として各学科毎に「農業鑑定競技大会」が、また15日には、3年生を対象として各学科毎に「農業技術検定上級位」試験が行われ、皆が真剣な面持ちで取り組んでいました。また、14日には進路課の行事として、1年生を対象として「進路ガイダンス」が行われ、大学や短大、専門学校からは講師の方が来校されて対面式で、また企業の担当者の方にはオンライン参加していただき生徒が端末で映像を見たり、直接質問をしたりする形式で実施されました。

 

農業科学科(作物専攻)苗代の実習

作物専攻では、170a(1町7反)の面積で「にこまる」「ヒノヒカリ」「きぬむすめ」「ヒメノモチ」「黒もち」の5品種を栽培から販売まで一貫して行っています。

お米の苗を育てる場所を苗代(なわしろ・なえしろ)と言います。米作りにおいて苗をいかに上手に育てるかが今後の生育に大きく影響するため大切な実習です。

苗を上手に作ると稲作の半分は終了したと言えます。このことを【苗半作】(なえはんさく)といいます。

①表面を浅く耕うん

②溝を切りる

③品種別に管理するため、畦波シートを打ち込む

④水を利用して、苗代全体を水平にする

2,3年生の作物専攻がメインで実習を行っています。

水平を出す重要性を考えながらやっていきました。

農業科学科(作物専攻)サトイモの栽培

作物専攻では4年前からサトイモの栽培を始めました。

水芋・田芋と言われるように、水を好む植物です。主に水田をメインに栽培をしていますが、畑でも同様に栽培ができます。

今年も「石川早生」という品種を栽培します。種となる種芋は昨年から貯蔵している芋を使います。

①種芋を掘り出し、芋を分解する

②かまぼこ型の畝を作る

③株間30cmの1条植え

④雑草抑制、地温上昇、保湿のために黒マルチをかける

⑤出てきた芽をマルチから出す

昨年の課題研究では、サトイモの頂芽を下向きに植えることで芋にストレスが加わり収量が増えるという結果が出ています。それを参考に今年はすべての畝を「逆さ植え」で定植をしました。

農業科学科(作物専攻)タマネギの調整

今年は、梅雨入りが早く湿度が高かったため、タマネギに「べと病」が発生しました。大きく肥大する予定が例年より一回り小さいまま収穫になります。

品種は中晩生(なかおくて)の「泉州中高黄」を栽培しています。

①収穫したタマネギを保存用と販売用に選別

②販売用は葉と根っこを取り除き規格ごとに選別する

③保存用は葉と根っこを落とさず吊るして保存する

小ぶりではありますが味は変わりません。中晩生は煮物などに向いています。

調整したタマネギは校内を中心に販売中です。