スーパーエンバイロメントハイスクール(SEH)研究開発事業 見学研修(2日目)

令和3年7月16日(金)

1日目の研修を終了後、真庭市に宿泊し2日目は「バイオマスタウン真庭」の見学研修を行いました。

はじめに勝山木材ふれあい会館で、真庭市担当者の方から「バイオマスタウン」の概要説明を受けました。午前中の講義により、バイオマス活用の重要性をしっかりと学ぶことができました。

昼食後の見学研修では、銘建工業㈱・清友園芸・真庭アグリガーデン・真庭広域廃棄物リサイクル事業協同組合を訪問し、担当の方からの説明を受けました。

2日間で有意義な学習を行うことができました。今回の研修を受けて自分たちの研究活動に向けてこれから更に取り組んでいきます。

スーパーエンバイロメントハイスクール(SEH) 見学研修(1日目)

令和3年7月15日(木)

高松農業高校は、令和3年度から令和5年度までの3年間、岡山県のスーパーエンバイロメントハイスクール研究開発事業の指定を受け、環境に関する研究開発に取り組んでいます。その一環ととして、畜産科学科3年生20名が1泊2日で見学研修を行いました。

初日の7月15日(木)は、岡山県農林水産総合センター畜産研究所を訪問しました。経営技術研究室環境研究グループの水木先生からの講演を聞き、畜糞処理の重要性や課題などについての学習に続いて、研究所の処理施設の見学を行いました。これから取り組んでいく、畜糞のペレット化とオリジナル肥料の研究開発に向けての計画と課題をしっかりと学び考えることができました。

7月第3週(今週の高松農⑦)

【校長室便りR3-13】7月12日(月)~7月16日(金)。今週は、大雨警報により休校になって延期していた期末考査の残りを月曜日に終え、火曜日からは特別授業となり、併せていくつかの学校行事が行われました。まずは滋賀県大津市で開催される「第37回全国高校生グレコローマンスタイル選手権大会」に出場するレスリング部4名の壮行式をオンラインで行いました。農業クラブの校内行事も行われました。13日には、全学年の生徒を対象として各学科毎に「農業鑑定競技大会」が、また15日には、3年生を対象として各学科毎に「農業技術検定上級位」試験が行われ、皆が真剣な面持ちで取り組んでいました。また、14日には進路課の行事として、1年生を対象として「進路ガイダンス」が行われ、大学や短大、専門学校からは講師の方が来校されて対面式で、また企業の担当者の方にはオンライン参加していただき生徒が端末で映像を見たり、直接質問をしたりする形式で実施されました。

 

農業科学科(作物専攻)苗代の実習

作物専攻では、170a(1町7反)の面積で「にこまる」「ヒノヒカリ」「きぬむすめ」「ヒメノモチ」「黒もち」の5品種を栽培から販売まで一貫して行っています。

お米の苗を育てる場所を苗代(なわしろ・なえしろ)と言います。米作りにおいて苗をいかに上手に育てるかが今後の生育に大きく影響するため大切な実習です。

苗を上手に作ると稲作の半分は終了したと言えます。このことを【苗半作】(なえはんさく)といいます。

①表面を浅く耕うん

②溝を切りる

③品種別に管理するため、畦波シートを打ち込む

④水を利用して、苗代全体を水平にする

2,3年生の作物専攻がメインで実習を行っています。

水平を出す重要性を考えながらやっていきました。

農業科学科(作物専攻)サトイモの栽培

作物専攻では4年前からサトイモの栽培を始めました。

水芋・田芋と言われるように、水を好む植物です。主に水田をメインに栽培をしていますが、畑でも同様に栽培ができます。

今年も「石川早生」という品種を栽培します。種となる種芋は昨年から貯蔵している芋を使います。

①種芋を掘り出し、芋を分解する

②かまぼこ型の畝を作る

③株間30cmの1条植え

④雑草抑制、地温上昇、保湿のために黒マルチをかける

⑤出てきた芽をマルチから出す

昨年の課題研究では、サトイモの頂芽を下向きに植えることで芋にストレスが加わり収量が増えるという結果が出ています。それを参考に今年はすべての畝を「逆さ植え」で定植をしました。

農業科学科(作物専攻)タマネギの調整

今年は、梅雨入りが早く湿度が高かったため、タマネギに「べと病」が発生しました。大きく肥大する予定が例年より一回り小さいまま収穫になります。

品種は中晩生(なかおくて)の「泉州中高黄」を栽培しています。

①収穫したタマネギを保存用と販売用に選別

②販売用は葉と根っこを取り除き規格ごとに選別する

③保存用は葉と根っこを落とさず吊るして保存する

小ぶりではありますが味は変わりません。中晩生は煮物などに向いています。

調整したタマネギは校内を中心に販売中です。

農業科学科(作物専攻)ジャガイモの実習風景

ジャガイモは作物専攻の人気の商品です。今年も「メークイン」「キタアカリ」の2品種を栽培しました。

今年は、課題研究でもジャガイモを扱った研究をしており生徒の目も輝いています。

①ジャガイモの生育状況

②中耕・除草

③ジャガイモの花と収穫直前の様子

④収穫の様子

⑤選別・計量・袋詰め

今年は病気の被害も比較的少ない年でした。7月中には販売が終わるといいですね。