今年も参加します。池田動物園「動物たちと花フェス」

今年度も池田動物園での植栽実習に行ってきました。池田動物園では2月23日から「動物たちと花フェス」と題して園内を草花で装飾し、動物たちと一緒に草花を楽しもうというイベントを予定しており、本校も昨年に引き続き旧ゾウ舎の装飾を担当させてもらうことになりました。この日は草花専攻2年生10名が、予め考えておいたデザインをもとに自分たちで育てた草花を使用して3時間ほどかけて装飾を行いました。

昨年度は、ゾウ舎の中にマゼランペンギンのオブジェを制作し、その周辺をビオラとハボタンで装飾を行いましたが、今年度は皆で意見を出し合った結果、明るい色合いのチリーフラミンゴを制作しました。骨組みに番線を使い、表面にワイヤーネットを張って形を整えて新聞とペンキで色付けを行いました。今年もなかなかの力作ができました。周囲の装飾は、フラミンゴが住む湖の中に、エサとなりフラミンゴのピンク色を出す藻や甲殻類がすんでいる様子を表現するために、花はビオラを使い、湖を水色で藻や甲殻類はピンクを使って模様を作りました。使用したビオラは2016ポットで、8月下旬には種をまき、11月下旬にはケースに花を植え、設置に行くのを楽しみに追肥や花がら摘みなどの花の手入れをしてきました。

2月13日の装飾実習当日は、見る人に「楽しそう、可愛い」といった雰囲気が伝わるように考えながら皆楽しそうに作業を行っていました。作業の途中にはテレビ局から取材も入りましたが、専攻生は自信ををもってにこやかに答えていました。夕方のニュース等で放送されるそうです。動物園に行く機会があったら是非ゾウ舎の装飾に注目してもらえればと思います。

テレビで紹介されました

 KSB瀬戸内海放送  https://news.ksb.co.jp/article/15163012

「みどり戦略学生チャレンジ」で研究成果を発表しました。

2月14日(水)

「次世代の農業を担う学生が、『みどりの食料システム戦略』の実施に向けた取組にチャレンジし、その結果を交流会において相互に意見交換や発表をすることで、同戦略への理解を深める。」の目的で、中国四国農政局主催の「みどり戦略学生チャレンジ」が行われました。

本校からは、園芸科学科2年果樹専攻プロジェクトチーム3名と畜産科学科小家畜専攻9名が発表を行いました。園芸科学科チームはLED(発光ダイオード)の光を照射した赤系ぶどうの着色向上効果の検討について発表し、畜産科学科チームは、ペレット化させた雑草抑制資材の開発について発表しました。他にも中国四国地域から農業大学校や農業高校の各取組について発表がありました。

発表後には、中国四国農政局長から感謝状が授与され、これまでの活動をたたえていただくとともに今後の継続研究へのエールを頂きました。

10名の「たまごソムリエ」誕生(三ツ星タマリエ検定合格)

2月13日

タマゴの栄養や調理法に加えて、養鶏やニワトリについての専門知識を持つタマゴのソムリエの認定する、三ツ星タマリエ検定(日本卵業協会主催)の本年度合格通知が届きました。畜産学科1年生10名が見事合格、合格証書と認定証、そして認定バッジが授与されました。合格者の皆さんおめでとうございます。これから、更に先を目指して頑張ってください。

岡山県青年農業者大会で発表しました。

2月15日(木)

岡山県新農業経営者クラブ連絡協議会主催(岡山県、岡山県農業協同組合中央会、(公財)岡山県農林漁業担い手育成財団 後援)の令和5年度「岡山県青年農業者大会」が開催され、畜産科学科小家畜専攻の研究チームがプロジェクト活動の招待発表を行いました。飼料への微生物製剤の添加や食用コオロギを活用することで、資料価格が高騰している現在の養鶏の課題解決を行いたいという研究です。発表者3名と補助者5名の8名で参加し、研究内容を紹介しました。

コサージュ作りを勉強しました

この日は園芸科学科2年生35名がコサージュの作り方を勉強しました。講師の先生として本校園芸科学科の卒業生であり、現在グリーンショップ八木勤務の山口さんをお招きして約2時間の実技講習を行いました。例年、本校の卒業式では3年生がコサージュを胸につけて式に臨みますが、このコサージュは園芸科学科2年生が卒業を祝って制作しています。花材としては、デンドロビウム・ファレノプシス2輪、カスミソウ4枝、レザーファン3枚を1セットとして、フローラルテープを花材やワイヤーに巻いていくテーピング技術、花材をワイヤーで固定するためのワイヤリング技術の指導を受けました。多くの生徒にとっては初めて行う作業であり、1つ1つの作業を時間いっぱい丁寧に行っていました。この講習で作り方を身に着け、卒業式前日の2月28日に園芸科学科2年生全員と1年生の草花専攻生で協力して約250個のコサージュを制作し、卒業式を祝う予定です。

先輩を囲む会

2月1日(木)

 3年生が1年生・2年生の教室に行き、自分自身の進路決定に向けて取り組んだ事や、高校1・2年生の頃に自分自身の進路に向けてどのように考えていたかを後輩たちに話をする「先輩を囲む会」を開催しました。各学科毎に、3年の先輩からの話に続いて質疑応答が活発に行われました。

 3学期、3年生は「4月からの新しい進路に向けての最終準備」、2年生は「いよいよ具体的な進路決定とその受験に向けての準備」、1年生は「自身の高校卒業後の進路や将来像を具体的に考えていく」今年度の締めくくりと共に、次年度に向けて準備を行う学期です。その3学期もあと2か月、3年生は卒業まであと1か月となりました。皆さん、今自分自身にできることをしっかりと行っていきましょう。

倉敷地域農業者のつどい

2月2日(金)

倉敷地域農業者のつどい実行委員会(倉敷地方農士会・倉敷地方新農業経営者クラブ連絡協議会・倉敷地方生活交流グループ協議会・倉敷地方農業技術者連絡協議会・倉敷地域農林漁業担い手育成対策協議会・岡山県備中県民局農林水産事業部・備南広域農業普及指導センター)主催の「令和5年度倉敷地域農業者のつどい」に畜産科学科3年・鈴木真歩さん、梅井優人さん・石井心花さんの3名が参加して、研究発表を行いました。

この会は、「倉敷地域の農業者と農業振興に関わる人々が一堂に会し、新規就農者を激励するとともに、地域の若い農業者の活動や果樹生産に関わる人材育成の事例などのついて学び、これからの地域農業活性化の方策を探る」との目的で毎年開催されているものです。

鈴木さん達は、活動事例の発表として、先の学校農業クラブ連盟プロジェクト発表県大会最優秀賞(中国ブロック大会最優秀賞・全国大会出場)を受賞した「ペレット化した植物残渣による雑草抑制資材の開発に関する研究」について発表しました。この研究は後輩たちに引き継がれていくものであり、「これからも頑張ってください」とのエールを頂きました。

三ツ星タマリエ検定

1月27日(土)

「たまご」についてや、養鶏業についての豊富で正確な知識を持っている証として、(社)日本卵業協会が開催している「三ツ星タマリエ検定(たまごソムリエ検定)」は毎年、東京と大阪を主な会場として開催されていますが、本校には特別に東京の「日本卵業協会」から検定員の先生が来校して下さり、「高松農業高校会場」として開催しています。

今年は、1月27日に検定員の先生3名が来校下さり、畜産科学科1年~3年生の29名が受検しました。

午前中に1時間の最終講義があり、午後から1時間の検定が行われました。受検者全員緊張しながらも日頃の専門学習の成果を発揮すべく検定に取り組んでいました。

結果は、2月9日に発表の予定です。合格者には合格証書の他に、カード型の認定証とバッジが届きます。日頃の成果が発揮できて多くの合格者が出ることを祈っています。

園芸科学科学習発表会

1月18日(木)3限から6限の授業を使って3年生の学習発表会を開催しました。この会は、3年生が一年間課題研究の授業で取り組んできた研究内容を、5分程度のスライドにまとめて発表を行います(今年度の発表題数は草花専攻が5題、セラピー専攻が4題、果樹専攻が12題でした)。1・2年生の園芸科学科生徒も発表を視聴し、ただ単に先輩の発表を聞くというだけでなく、自分たちが来年度以降に行う課題研究の内容を考える機会となっています。発表後には質疑応答の時間も設けられ、1発表につき2〜3の質問が2年生を中心に出されました。3年生にとっては発表以上に緊張する瞬間のようでしたが、とても良い経験になったと思います。

各専攻の発表題目(と内容)をいくつか紹介します。

草花専攻

・安価で生育の良い用土作成に向けて(草花栽培に使用する土の配合割合を考える)

・緑のある生活を 〜オリジナルガーデン鉢の制作〜(自作の園芸用鉢の制作)

・3S花壇の装飾(駅から学校の途中に設置している花壇の装飾と管理)

園芸セラピー専攻

・四角いメロンを作ろう(形が四角のメロンを作る)

・ハッカサイダーの開発に関する研究(ハッカ風味のサイダーの開発)

・ハーブを使ったマスクスプレーとバスボムの制作(ハーブを使った日用品の開発)

果樹専攻

・アブシシン酸を用いたピオーネの着色向上に関する研究(ブドウの皮の色をより黒くする研究)

・シャインマスカットの品質向上に関する研究(ブドウをより甘くするための研究)

・梨の袋掛けに関する研究(梨袋の効果の検証)

・高農ブログを利用した園芸科学科の魅力発信(ブログの作成)

畜産科学科研究発表会

1月18日(木)・19日(金)

本年度畜産科学科3年生が課題研究での取り組みを発表する「研究発表会」が本校百周年記念館を会場に、2日間の日程で開催しました。畜産科学科では、各部門別に専門の先生に講師として来校いただき、各発表後に助言や質問などを頂いています。本年度は、実験動物専攻に川崎医科大学中央研究部中央研究センターから井上真理子先生、枝廣有希先生が、中家畜専攻には岡山家畜保健衛生所から田中健嗣先生、澤井紀子先生が、大家畜専攻には岡山県農林水産部畜産家から二部野紗世先生が、小家畜専攻には岡山家畜保健衛生所から佐藤静子先生が、それぞれお忙しい中来校下さいました。

各自、7分間でプレゼンを行い、その後4分間の質疑応答が行われました。講師の先生以外にも多くの生徒達からの質問も飛び交い、活発な発表会となりました。また、平日にも関わらず、多くの保護者の方も観に来て下さいました。ありがとうございました。