「鶉(ウズラ)の卵の人工孵化(ふか)」観察

【校長室便りR2-22】畜産科学科1年生のホームルームを訪ねてみると、8月下旬から「鶉(ウズラ)の卵の人工孵化(ふか)」の観察を行っていました。

生徒たちも、授業に来られた先生方も、毎日観察を続け...

いよいよ誕生!生命の誕生の瞬間に初めて立ち会う生徒も多かったのでは?

私が授業見学で教室を訪ねたこの日も、まさに殻を破り、生まれ出て来ようとするヒナを見ることができました。

ヒナが孵化(ふか)する直前には、卵の殻を内側からくちばしでつつく音が聞こえる(※「嘴(はし)うち」と言う)そうですが、生徒たちはこうした「生命」を感じながら、これからどんどん専門的に学ぶ「畜産」への興味関心を深めていってくれることでしょう!

『啐啄同時(そったくどうじ)』の言葉を心の中で思いながら教室を後にしました。

第55回岡山県高等学校ラグビーフットボール選手権大会

【校長室便りR2-21】高校ラグビーの今年度最初の公式戦が開催され、9月27日(日)に決勝戦を迎えることになりました。我が高松農業のラグビー部は9月5日(土)に強豪、倉敷工業に挑みました。

善戦するもなかなか相手ゴールラインに攻め込むことができず、前半・後半それぞれに3トライを奪われ、0-40 で敗戦。相手校の監督は、4年前まで本校でお世話になっていた先生で、感謝の意味からも何とか1トライをあげたかったのですが…残念!

しかしながら、最後の最後まで力を尽くして走り、前へ前へと立ち向かう生徒たちに、心から拍手! 恩師の先生からも「高農は良いチームになっている!」と認めてもらいました。

我が高松農業のラグビー部は、1980年創部の伝統ある部。県内の高校ラグビー部人口が少なくなる中で何とか 15人揃って単独チームとして強豪校に挑んでいます。

いいぞ、高農! また、頑張ろう!

「校内模擬共進会」を開催しました!

【校長室便りR2-20】9月20日(日)大家畜専攻生が「模擬共進会」に挑みました。

コロナの影響で県の共進会や全国大会が中止となり、平素の学びの先にあった目標を失った生徒たち。それでも、何とか本物の共進会をと、3年生の生徒たちと先生方がが工夫して企画し、関係者の協力により実現しました。

審査長には、卒業生で (株)Farm Luckyhon を経営されている吉本氏、そして来賓としておかやま酪農業協同組合の本城部長様がお力を貸してくださいました。

「共進会」では、10月末に宮崎県で予定されていた「全国ホルスタイン共進会」への出品を目指していた8頭を審査。チャンピオンに輝いた牛には、生徒たち自家製の「ブルーリボン」を授与しました。

続いて行われた「リードマンコンテスト」には、2・3年生が出場し、吉本氏から、牛の扱い方やその牛の良さを引き立てるリードの仕方を伝授していただきました。

秋晴れの元、生徒たちにとって忘れられない学びの場になったことでしょう。また、保護者の方々もたくさん来てくださっており、生徒たちが真剣に牛に向き合う逞しい姿を見ていただくことができ、これまた有意義な一日になりました!

ブドウの観察日記(8月3日)

【校長室便りR2-18】 8月になりました。農場のブドウの房の成長記録です。まずガラス温室の「アレキ」(写真左)「シャインマスカット」(写真右)です

一か月前と比べると、果粒が一回り大きくなり、水が回って(柔らかくなって)きています、この後、さらに糖度が上がってくる収穫期が待ち遠しいですね。

ビニールハウスの「高妻」です。この地域は夏の夜温があまり下がらないこともあり着色が今一つですが、成熟期を迎えています。もうひと踏ん張り?でしょうか。

農業クラブの校内行事が開催されました!

【校長室便りR2-17】農業高校生の学びを深める「農業クラブ活動」。この一ヶ月に各種校内行事が行われました。

7月20日(月)「校内意見発表会」。今年はWeb会議システムを活用してリモートで開催し、各クラスの代表者15名が農業に関する意見や体験から気づいたこと、将来の目標などについて発表してくれました。

7月28日(火)「校内農業鑑定競技大会」。1年生から3年生までの全員が各学科ごとのコースに分かれ、専門知識に関する問題30問に挑戦しました。各問いの制限時間は20秒。時間との勝負です!

7月30日(木)「農業技術検定(上級)」。3年生全員が各学科ごとに挑戦しました。農業高校で学んで「何ができるようになったか?」正に、3年間で学んで身につけてきた技術を確認する検定です。

今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、県大会も全国大会も中止となり、校内で行われる活動が全て。例年のような大きな目標はなくなりましたが、それでも生徒たちは皆、真剣に取り組んでくれていました。

特に3年生には、「農業クラブ活動」を通して身につけた力に「自信」と「誇り」を持ってもらいたいと思います。

「県総体代替大会」開催中。本校生徒も頑張っています!

【校長室便りR2-16】新型コロナの影響を受けてインターハイや県総体が中止となる中、何とか3年生に「高校最後の大会を」という多くの方々のご支援のもとに各地で代替大会が開催され、我が高松農業の生徒たちも各競技に頑張ってくれています!

サッカー競技と弓道競技は、本校を会場に開催されました。

射撃競技ビームライフルの部は、倉敷翠松高校で開催されました。

このほか、ソフトテニスが浦安総合公園・備前テニスセンター、陸上競技がシティライトスタジアム、ハンドボール競技がジップアリーナ岡山で開催され、コロナ対策のため観戦できませんでしたが、こちらでも本校生徒が頑張ってくれました!

選手の皆さんには、この夏の思い出とともに、あの池江璃花子選手の言葉のとおり「スポーツがさまざまな人の支えの上に存在する」ことに対する感謝の気持ちを忘れずにいて欲しいと思います。

 

 

ブドウの観察日記(7月3日)

【校長室便りR2-15】 7月に入りました。農場のブドウの房が大きく成長してきました。まずはガラス温室の「アレキ」「シャインマスカット」

上の左の写真が「アレキ」、右の写真が「シャインマスカット」です。前回の写真「ブドウの観察日記(6月5日)」の写真←クリック!)と比べて見てください。一ヶ月でこんなに大きく肥大してブドウの房らしくなりました!

今後の作業は、最終的な房の形をイメージしながらの仕上げ「摘粒」。粒が肥大する余裕を持たせるため、奥に入り込む粒や混み合った粒を慎重に間引いていきます。

上の写真はビニールハウスの「高妻」の様子です。

「高妻」は大粒系の品種で「無核処理」をしていますが、ずいぶんと粒が肥大し、柔らかくなってきています(※「水が回る」といいます!)。そろそろ着色し始めた粒も見られました。

ブドウの成長の様子を見るのが楽しみになってきました!

 

牛の去勢実習(6月12日)

【校長室便りR2-13】 牛舎をのぞいてみると、畜産科学科2年生の専攻生が何やら真剣な表情で和牛の周りに集まっています。

今日の実習は仔牛の去勢実習。説明を聞きながら、先生の実演に集中する生徒たち。

「『伏見式捻転去勢法』といいます。何で去勢する必要があるか考えてごらん?」先生の説明にも力が入ります。。。。

「今度は誰かやってみるか?」の声に、一人の生徒がスッと前へ出て、皆もそれを取り囲むように見入っていました。

専門的な学びに集中する生徒たちの真剣な眼差しがとても印象的でした。