ブドウの観察日記(7月3日)

【校長室便りR2-15】 7月に入りました。農場のブドウの房が大きく成長してきました。まずはガラス温室の「アレキ」「シャインマスカット」

上の左の写真が「アレキ」、右の写真が「シャインマスカット」です。前回の写真「ブドウの観察日記(6月5日)」の写真←クリック!)と比べて見てください。一ヶ月でこんなに大きく肥大してブドウの房らしくなりました!

今後の作業は、最終的な房の形をイメージしながらの仕上げ「摘粒」。粒が肥大する余裕を持たせるため、奥に入り込む粒や混み合った粒を慎重に間引いていきます。

上の写真はビニールハウスの「高妻」の様子です。

「高妻」は大粒系の品種で「無核処理」をしていますが、ずいぶんと粒が肥大し、柔らかくなってきています(※「水が回る」といいます!)。そろそろ着色し始めた粒も見られました。

ブドウの成長の様子を見るのが楽しみになってきました!

 

和牛も凛々しい顔つきに

牛鼻環の装着を実習で取り組みました。
牛鼻環は、和牛の調教をしていくうえでなくてはならないアイテムの一つです。
装着することで、牛自体の取り扱いが容易になり、和牛として角を残し、角での威嚇や角突きの防止につながることで装着します。しかし、1番の装着の理由は、牛鼻環にロープを結び、ロープ1本で牛を操作するために装着します。

装着の仕方は、ギャラリーにて説明します。

私の研究テーマはこれです

みなさんこんにちは、畜産科学科中家畜部です

3年生になると課題研究という教科があります。これは生徒一人が一つ、所属する専攻の学習の中でテーマを探し研究して学年末に発表する、そういった内容の授業です。今日は中家畜専攻生の Hさんが取り組んでいるテーマのを紹介します。

テーマ   本校豚舎の防疫対策について

取り組む課題(研究課題)

① 豚熱(豚コレラ)はどんな伝染病なのか

② 豚熱での被害の状況を調べる

③ 高農豚舎の防疫対策(病気を持ち込ませない)を確認する

④ 校外からの入場者に対して

⑤ 豚舎出入口の消毒器具の設置位置は適当か

⑥ 使用している消毒薬について学習する

以上のような内容を計画している Hさんでした。最後まで頑張りましょう

真剣に学習に取り組んでいます

噴霧消毒器です

農業科学科(作物専攻)畑作編 スイカの観察

「空中栽培」で栽培しているスイカも大きくなり収穫まであとわずかとなりました。

スイカの定植 スイカの管理part1 part2

地面に付いているスイカは、接地部分に水が溜り腐りの原因になるためもみ殻を詰めたネットを座布団代わりにしています。

空中にぶら下がっているスイカは可能なら地面におろしたり、ネットに包み空中で釣り上げたりして管理しています。

できるだけ早くおろすor釣り上げるを判断します。大きくなってからだと誘引が難しく、ツルへの負担になります。

あと、何日で収穫になるでしょうか!今年は晴れと雨のバランスが良いため早い収穫になりそうです。

農業科学科(作物専攻)畑作編 サツマイモの補植

今日は1年生でサツマイモ苗の補植(ほしょく:欠株や空いた場所に苗を植えること)をしました。

補植の前に株元の雑草を抜き取り、苗の状態を確認します。

生育の良い苗の先端を約20㎝切り取り補植用の苗を確保します。

この時、先端の芽がどこにあるのか理解することが大切です。

苗になるツルの下葉を取り、斜めに植え付けます。

芽の先端が土から少し出るように植え付けます。

植え付け後は水の給水をよくするためマルチの上から土を押さえます。

自分たちの張ったマルチの圃場で続けて実習ができました。

サツマイモもうまく育つといいですね!

科目「畜産」でのオンライン講演会を開催しました

6月29日(月)9:10~10:10

畜産科学科3年生の科目「選択畜産」では、北海道帯広市で酪農をされている長谷川牧場とオンライン会議システムZoomでつなぎ、リモートによる牧場見学と講演を行いました。

本校H25年度畜産科学科卒業の長谷川紗矢香さんから、牧場内の施設や飼育牛等の説明をしていただきました。

総飼育頭数158頭もの牛の管理、約50haもの広大な敷地の牧草地の管理を、長谷川さんご夫妻とアルバイト職員の3名で切り盛りしておられるとお聞きし、大変驚きました。

一度に16頭の搾乳ができる最新の搾乳システムの導入や、コンピュータによる牛の管理、大型機械による牧草地の管理など、学校の設備とは比べものにならない実際の現場の様子は大変勉強になりました。

また、先輩である長谷川さんがやりがいをもって、楽しんで酪農をされていることをお聞きし、大変心強く思いました。

なお、本日のオンライン講演会は、oniビジョンの取材を受けました。7月9日(木)~11(土)のoniニュースの番組内で紹介されますので、ぜひご覧ください。

 

マウスの持ち方(中級編)

畜産科学科1年生は「動物バイオテクノロジー」の学習の中でマウス(実験用ハツカネズミ)を扱います。今日の授業は先週に引き続き「マウスの保定」。前回よりも難しくなりました。「保定」という作業は動物にとっては嫌なことです。できるだけやさしく、短時間に行わなくてはなりません。生徒たちの目は真剣です。指先に注意を集中させて頑張りました。マウスさん、ありがとう。

ハムスターの健康を守れ(畜産科学科)

3年生の専門科目「課題研究」で「ハムスターの飼育環境」というテーマで取り組んでいる生徒がいます。今日、ハムスターが普段と違った行動をしていることに気づきました。耳の後ろを後ろ足で掻(か)いています。皮膚病や寄生虫だと治療が必要です。患部を柔らかいブラシでこすり、皮膚の一部を顕微鏡で観察。すると数匹のダニを発見。すぐに薬を塗り対処しました。採取されたダニは標本にして今後の研究材料にします。日ごろの観察が大切なことを再認識しました。

農業科学科(有機専攻) アイガモ農法

本年度も高松農業高校に15羽のアイガモがやってきました。

有機専攻では、「アイガモ農法」に取り組んでいます。

1年生全員で手植えで田植えを行った、有機無農薬水田での取り組みです。

防獣杭を打ち防獣ネット張るといった、アイガモを放す準備は1年生と有機専攻の2年生の実習で行いました。

アイガモを放す準備の終えた田んぼに、有機専攻の3年生のがアイガモを放しました。初めてふれるアイガモは想像以上に温かく元気がよくて、びっくりしたといu様子で田んぼに放していました。

アイガモ農法では、アイガモが雑草を食べることによる除草効果や、アイガモが動き回ることによる防草効果、さらにアイガモのフンなどが肥料として働き元気な稲が育つといった、化学肥料や農薬が一切使えない有機無農薬栽培では無くてはならない効果があります。

そして何より、田んぼを泳いでいるアイガモは愛らしく、眺めていて心が癒されます。

アイガモたちが働きで元気のよい稲が育ち、おいしいお米が収穫できることを期待しています。

今後の稲の生長や、田んぼの様子を注意深く観察し、見守っていきましょう。

 

農業科学科(作物専攻)畑作編 ダイズ播種

今日は1年生の総合実習でダイズを播種しました。

まず、畝をレーキで整地して均等にしていきます。

畝をきれいに作ることで出芽が揃い、水も均等に行き渡ります。

次に、メジャー使い株間30㎝×条間20㎝の所に播種する目印を付け、播種していきます。

覆土(ふくど:種まき後に上から土をかけること)は種子の2~3倍の厚さが基本です。

目印の穴を調節しながら播種します。

作物専攻では並木植で栽培します。

こうすることで、風にあおられてもお互いで支えあい倒伏を軽減させてくれます。

ダイズは収穫まで約6か月かかります。それまでに、害虫の防除や台風の被害を少しでもなくせるように管理していきます。

正月のおせち料理に向けしっかり管理します!