農業科学科(作物専攻)稲作編 きぬむすめ籾播き

今日はいよいよ「きぬむすめ」の籾播き(もみまき:稲の種まき)です。

種は5月5日に水に浸け、芽出し(めだし:種から芽を出させ、揃いをよくする)をしています。前日に引き上げ綺麗な鳩胸(はとむね;水を十分含んで膨らんだ)状態になりました。

これを電動の播種機(はしゅき:種をまく機械)で播いていきます。

苗箱をセットし  床土→水やり→種まき→覆土  の順で一連の工程を流れ作業で行います。

農業教員指導のもと土や種、流れを説明し準備していきます。(生徒役は誰かな?)

機械を止めないよう各自の役割を十分に理解し苗箱を流していきます。

最初は機械の動きに戸惑っていましたが慣れるとスムーズに行えます。

苗箱が完成すると次は前回準備した苗代(なわしろ:苗を育てる所)に運び、センターに綱を張って基準を決め並べていきます。

箱の扱いに気を付けながら丁寧に並べていきます。

並べた後は温度を確保するためトンネルを設置します。

支柱でアーチを作り、白色のトンネルを掛け保温していきます。

トンネル完成後は実際に水を流し、管理していきます。

苗箱の腰ぐらいの高さまで水が来るよう調整しそれ以上の水は外へ流れるよう調整します。

今後は、温度と水切らさないよう天候に合わせて管理していきます。

※実習後は『農業高校レストラン』さんのお弁当で昼食をしました。

各校や地域の食材を生かした献立で、皆さんおいしくいただきました!

 

いちご!!

園芸科学科では「農業と環境」の授業の中でイチゴの学習、栽培を行っています。1年間かけて管理したイチゴがとうとう実りました。登校日に来た2年生に収穫をしてもらい、家庭に持ち帰り試食をしてもらいました。ほかにもトマト、白菜、トウモロコシも栽培しました。どれも自分で手をかけた作物はまた違った味のようでした。

01号牛に分娩徴候が・・・。

01号牛に分娩徴候(ぶんべんちょうこう)が見られます。分娩予定日は、5月27日なんですが・・・。

黒毛和種を人工授精で種付けしています。この場合一般的には、分娩が遅れるのですが、連休前の牛の状態と比べると明らかに分娩が早まりそうです。

分娩が近づいたことを見わけるポイントは、

①尾根部(びこんぶ)の付け根のじん帯が緩む。

②外陰部(がいいんぶ)が緩み粘液が出始める。

③乳房が張ってくる。

④平熱より体温が0.5~1.0℃低下する。

この4点がそろうと分娩がいよいよ間近!ということになります。

分娩室に空きがありません。

みなさんこんにちは。畜産科学科中家畜部です。

生まれた子豚も今日で19日目です。だいぶ大きくなりましたが、母豚と一緒に居られるのもあと1週間程となり、5月14日には離乳の予定です。

写真を見るとわかると思いますが、子豚の耳に番号札(耳標)がついています。背中の番号はすぐ消えてしまうので、少し痛みを伴いますが個体管理をするうえで大切な作業となります。

あと、母豚の45号が分娩室に入りました。分娩予定日は5月14日(金)です。この豚は初めての分娩(初産)になります。トラブルがないようにしっかり管理をしていきます。さてここで問題です。分娩がいよいよ始まるサインとして、いくつかの兆候がありますが、それはどんなことですか。

前回の答え→繁殖豚の適温(室温)は約18℃(15~22℃)

農業科学科(起業専攻)

ゴールデンウイークが明けて、ほ場の様子を見に行くとリーフレタス(播種日:4月21日)が発芽にばらつきがあるものの順調に成長していました。

3号ハウスの畝をトラクタで耕うんをした後、歩行用トラクタ(一般に耕うん機または管理機と呼ぶ)でうね立てを行いました。

3号ハウスにはリーフレタスのほかオクラコマツナインゲンを栽培する予定です。

農業科学科 2年生 「選択作物」 ジャガイモ4品種の様子

本日5月7日(月)のジャガイモ4品種の様子です。

インカルージュ以外の3品種は花がつき始めました。上から順に男爵薯、アンデス赤、メークインの蕾です。一般に、地上部の「着蕾」(ちゃくらい)が始まると、地下部では「塊茎」(かいけい=いも)の形成が始まるといわれます。

農業科学科 1年生 「農業と環境」 スイートコーンの様子

4月30日(木)に始まった「出芽」から、本日5月7日(月)までのスイートコーンの様子を写真で追ってみましょう。

上から順に4月30日(木)幼葉しょう出芽、5月1日(金)第1葉展開はじめ、5月5日(火)第2葉展開、5月7日(木)第3葉展開 と生育が進んでいます。ここまでは種子の胚乳の養分で成長しますが、第3葉~第4葉が展開する頃から徐々に自分自身の根で土から養分を吸収する成長に変わります。この時期を「離乳期 」(りにゅうき)といいます。人間の赤ちゃんに歯が生えてくるのと似てますね。

 

農業科学科(作物専攻)稲作編 苗代の入水準備

明日は、いよいよ「きぬむすめ」の籾播き(もみまき:稲の種まき)です。

苗代の水管理をスムーズに行うため給水ポンプを設置し準備していきます。

二股に分かれた塩ビパイプを設置し位置決めを行います。

足元が濡れないよう、先端にあるバルブ(水の入切するレバー)は土手の上にくるようにします。

ロープを使いゆっくりと降ろしながら、先ほどの塩ビパイプに連結させます。

連結後はロープを鉄パイプにくくり給水ポンプが落ちて流れていかないよう対策します。タイマー付きの電源に差し込みます。

タイマーを使い一定量の水がいきわたるようにします。これで土日の管理も楽になります。

水がきれいに浸透するよう再度溝を掘り、天をトンボで均(なら)します。

実際に水を通してみて異常がないか確認して準備完了です!

 

今日の園芸科学科草花専攻

6月に販売予定の花苗を生産中です。今日はセルトレイで発芽した苗をポットに植え替えました。天気も良く温室内は汗ばむ暑さとなりました。

いよいよ今週末の母の日を前に、販売用のカーネーションのラッピングを行い、販売準備ができました。例年であれば草花専攻生が実習で行いますが、今年は職員で行いました。一鉢800円で販売中です。

学校No1のスーパーカウより受精卵採取

本校No1のゲノミック評価(遺伝評価)で、全国約3万頭の中から812位の評価をしていただいた牛から受精卵を採取しました。

(畜産研究所、家畜保健衛生所のご協力大変ありがとうございます)

未経産牛(分娩をしたことのない牛)のバージンフラッシュ(種付け前の牛から受精卵を採取する)での実施です。

4月中旬からホルモン処理(過剰排卵処理;排卵が1個ではなく多くの卵子ができるような処理)をはじめ、14個中から凍結保存可能受精卵が10卵採取できました。

この受精卵が岡山の家畜改良に繋がればいいと思います。この牛には5月中旬には、種付けをする予定です。本校の牛の能力アップにつながり、優秀な牛群作成につながればと思います。