高農『研究発表会』Week③<農業土木科>

1月20日(金)

農業土木科の研究発表会は、1年生全員が設計施工実習室に集合し、3年生が各専攻別に移動して、課題研究での取り組みを発表しました。最初に「測量・施工専攻」が3題の発表を行い、続いて、「環境専攻」が5題、最後に測量・設計専攻から1題の計9演題の発表が行われました。

各発表のあとには質疑応答が行われ、発表した三年生は、一年生からの質問に丁寧に答えていました。また、校長先生からの質問に対しても臆することなく、しっかりと答えていました。
発表を終えた「測量・施工」専攻の 祐森棟さん、杉江 佑太 さん、萬成海斗さんがインタビューに答えてくれました。

Q. 課題研究に取り組んでの感想を教えて下さい。

A.「課題研究では『コンクリート平板』を行いました。この課題研究で、チームワークや互いを思いやる心が育まれました。この経験を生かして社会人になっても頑張りたいと思います。」(杉江 佑太 さん)

「課題研究では『UAV測量』について取り組みました。発表は少しミスもありましたが、仲間と協力していいものができました。後輩たちにもこれから頑張って欲しいです。」(萬成 海斗さん)

「『堆肥舎前のコンクリート舗装』の課題研究を行いました。仲間と協力してコミュニケーションも取れて、いろろいろな事が学べました。残る構造物を完成できて、とても達成感を得ることができました。これからも高農各所の修繕など後輩の施工班に取り組んでもらいたいと思います。」(祐森 棟さん)

高農『研究発表会』Week④<農業科学科>

令和⑤年1月20日(金)

農業科学科の研究発表会は、1月19日(木)の園芸科学科に引き続き格技場で開催されました。感染症対策を考え、可能な限り間隔を取って椅子を並べ、各所に消毒液を準備しての開催でした。保護者(家族)も事前に申し込みのあった8名に参加いただきました。

各専攻の発表内容・発表順は次の通りです。

どの発表も一年間取り組んできた自分の研究に、最後までこだわりをもってまとめた発表でした。また、発表後の質疑応答の時間には一斉にたくさんの手が挙がり、活発な意見交換が行われました。

全発表が終了した後には、深井農業科学科長の指導講評に続いてクラス担任等で農業科学科に深く関わっている普通教科の先生からもコメントがありました。

発表会終了後、環境農業専攻で『ネギの有機栽培と商品化』に取り組んだ 秋山脩真さん、玉坂泰己さん、生産技術作物専攻で『への字型稲作』に取り組んだ 柴原咲羅さん、長畑柚樹さんの4人がインタビューに答えくれました。

Q 「課題研究」を通して学んだことや感想を教えて下さい。

A
・この一年間の課題研究をとおして、農業(栽培)はとても大変だと身にしみて感じました。「ネギの商品化について取り組みましたが、ネギは長期栽培なので、ずっと同じように手間をかけ続けることの難しさを感じました。発表会では、発表に関して完璧はないと感じました。もっとなにかできるのではないかと常に考えていました。今は最後までやりきって自信を持って卒業できます。(環境農業専攻:秋山脩真さん)

・課題研究では色々なことに取り組みましたが、最終的には一つのことになりました。当初計画とは異なった内容になりましたが、それをまとめられたのは一緒に頑張ってくれた仲間のおかげだと思います。3年間の学習の成果を出し切れたと思います。発表会では、人の前に立つのはとても緊張しましたが、相棒との協力でやりきることができたと思います。(環境農業専攻:玉坂泰己さん)

・私達は「への字型稲作で、農業用ドローンを活用するという研究」に取り組みました。2年生までは農業機械を使う場面は限られていて、手作業中心でした。ここでは、農業用ドローンという農業機械(スマート農業)を活用しての取り組みだったので、実際の農家さんのような機械を使い、機械のコストも考えた農業に取り組むことができました。発表会では、自分が今まで学んできたことをたくさんの人に伝えるようにわかりやすい発表を心がけました。(作物専攻:柴原咲羅さん)

・課題研究で『計画の大切さ』を学びました。お米に関する研究に取り組みましたが、1年に1回しか収穫できないので、田植え・水管理・施肥などしっかりと計画して取り組むことが必要でした。発表会では1年前に先輩の発表を聞いて自分自身が同じようにできるか不安でしたが、しっかりとまとめて発表でき、質問にも答えられたので、とても自信に繋がりました。(作物専攻:長畑柚樹さん)