第124回卒業証書授与式

令和5年3月1日(水)

 本年度卒業式を挙行しました。好天に恵まれ、本校のシンボル「クスノキ」も卒業生の旅立ちを祝っているようでした。

 本年度の卒業生は5学科(農業科学科・園芸科学科・畜産科学科・農業土木科・食品科学科)187名。森副校長の「開式の辞」に続き、校長より各学科の代表者に卒業証書が授与されました。

校長式辞では三輪貴校長から、コロナ禍で入学し、臨時休校でスタートした卒業生達が、おかれた環境の中で工夫と努力を続けて今日の日を迎えたこと。そして、これからの未来に向けてのエールが送られました。
続いて、県議会議員 太田正孝様、本校同窓会長 難波武志様より祝辞を頂きました。
安藤教頭による来賓並びに祝電の披露に続いて、在校生を代表して森世那(園芸科学科)さんからの送辞がありました。コロナ禍でもくじけることなく、前向きに学習・専門学習・部活動・各種行事に取り組んできた先輩たちの後姿を後輩たちがどれだけ頼りにしたことか。その感謝と共に、先輩たちからのバトンを受け取り、これからの高農を自分たちがつくっていくという意欲にあふれた送辞でした。
卒業生を代表しての小川晴生(食品科学科)さんの答辞では、それぞれの学科での3年間の思いと、後の続く後輩達へのエール。そして、将来に向けての決意をしっかりと宣言してくれました。
約1時間の卒業式はあっという間に過ぎ、卒業生退場では、教職員と在校生代表が花道を作り、拍手で送りだしました。

卒業式後の教室では、各クラス担任より一人一人に卒業証書が渡され、笑顔と涙があふれるホームルームが行われました。

ホームルーム後の中庭では、お互いに記念写真を取り合ったり、担任の先生をはじめお世話になった先生方との歓談が昼を過ぎても続いていました。

あらためまして、卒業生の皆さん。ご卒業おめでとうございます。

皆さんの未来に幸多きことを願いつつ。

同窓会入会式挙行

令和5年2月28日(火)

卒業表彰式・卒業式予行に続いて、同窓会入会式を行いました。

校長祝辞に続いて、松浦広司同窓会副会長より歓迎挨拶がありました。

続いて、卒業生紹介があり、卒業生を代表して河村尚樹さん(畜産科学科)が入会の誓いを声高らかに述べました。
最後に本校同窓生の職員の紹介に続いて、校歌を清聴しました。

新たに187名の卒業生を加えた同窓会の益々の発展を祈りつつ閉式となりました。

明日3月1日はいよいよ卒業式です。それぞれの未来に向けて187名が巣立っていきます。

卒業表彰式挙行

令和5年2月28日(火)

卒業式を明日に控えた本日、体育館にて卒業表彰式を行いました。

学年主任の先生からの呼名に続いて登壇し(複数名受賞の場合は代表者が)、校長先生より授与されました。それぞれに3年間頑張った成果です。おめでとうございます。 

<授与された賞は以下の通り>

 産業教育振興中央会長賞(1名)、岡山県産業興育振興会特別表彰(1名)、全国農業高等学校長協会賞(5名)、岡山県産業教育振興会長賞(5名)、岡山県高等学校農業教育協会理事長賞(23名)、岡山県高等学校職業教育技術顕彰(14名)、アグリ・マイスター顕彰(2名)、岡山県学校農業クラブ連盟表彰(1名)、全国高等学校家庭クラブ連盟表彰(1名)、土木学会中国支部優秀表彰(1名)、高校生新聞社賞(1名)、3年間皆勤賞(19名)

卒業式に向けてコサージュを作りました

今日は明日の卒業式で卒業生が身につけるコサージュの制作を行いました。2月の上旬に外部講師の先生にコサージュ作りを教えてもらい、園芸科学科2年生と1年生の草花専攻生が約250個のコサージュ作りに臨みました。作業机ごとに5−6人のグループを作り、1グループで35個のコサージュを作りました。

最初に花材のデンファレ、カスミソウ、レザーファンなどにワイヤーをとおしてフローラルテープを巻き付けて組み立てる前の基本材料の制作を行います。1つのコサージュを作るためには、デンファレが2輪、カスミソウ4枝、レザーファン3枚を1セットとして使うため下準備をするだけでもかなりの時間を必要としましたが、皆楽しそうに作っていました。

すべての花材の準備ができたら、それらを組み立てます。花や葉の向きを考えたり、しっかりとワイヤーで固定するなど細かな注意事項を守りながら綺麗に組み立てていきました。そして最後にリボンを巻きつけて完成です。3時間以上におよぶ実習でしたが、無事すべてのコサージュが完成しました。少し疲れた様子も見えましたが、出来上がったコサージュを見ると皆達成感があったようです。明日の卒業式を待つばかりです。

3学期最後の実習(果樹園)

この日は1年生の果樹専攻生が3学期授業時間内最後の実習を平山の果樹園で行いました。果樹園では桃やブドウのせん定作業も終わり、この日はナシのせん定作業を行いました。勢いよく真っ直ぐ上に伸びた徒長枝と呼ばれる枝を中心に枝を切りました。

専攻生はせん定バサミやノコギリを枝の太さによって選択しながら作業を行いましたが、握力が必要なことから苦戦している様子でした。4本のナシの木を順番にせん定し、約1時間半ほどの時間ですっきりとした木の状態になりました。これで次年度もおいしいナシが作れそうです。

また、半分のグループは刈り取った草の片付けを行いました。平山果樹園は山の中にあるため夏季は周辺が草だらけになります。そのため、専攻生が草刈りを行って果樹園の整備を行っています。刈った草をそのままにしておくと次の年に草刈りがやりにくくなることから刈った草の片付けを行っています。地味な作業ながら大事な作業で来年度への準備ができました。
来月には、ブドウハウスのビニール張りやモモの摘蕾作業、苗木(モモ、ミカン、ブルーベリー)の植え付けなど様々な管理作業が始まり専攻生も忙しくなりそうです。

コサージュ作りの勉強をしました

例年、本校の卒業式では3年生がコサージュを胸につけて式に臨みますが、このコサージュは園芸科学科2年生が卒業を祝って制作しています。この日は園芸科学科2年生33名がコサージュの作り方を勉強しました。講師の先生として本校園芸科学科の卒業生であり、現在グリーンショップ八木勤務の山口さんをお招きして約2時間の実技講習を行いました。

花材としては、デンドロビウム・ファレノプシス2輪、カスミソウ4枝、レザーファン3枚を1セットとして、フローラルテープを花材やワイヤーに巻いていくテーピング技術、花材をワイヤーで固定するためのワイヤリング技術の指導を受けました。ほとんどの生徒にとっては初めて行う作業であり、1つ1つの作業を丁寧に行っていました。1つのコサージュを約20分ほどの時間をかけて制作しました。この講習で作り方を身に着け、卒業式前日の2月28日に約230個のコサージュを制作し、卒業式に花を添える予定です。

『先輩を囲む会』を開催しました。

令和5年2月2日(木)

本日の1校時目LHRの時間は「先輩を囲む会」を開催しました。

1・2年生の各クラスにそれぞれの学科の3年生を迎えて、自分自身の進路決定までの色々な話をしてもらいました。就職・進学等それぞれが進路を決めるに際して意識したことや、受験に向けて取り組んできたこと、後輩に向けてのアドバイスなど、自分自身の経験をしっかりと話してくれました。1・2年生からも次々に質問が出てとても有意義な時間となりました。参加してくれた3年生の皆さんありがとうございました。1・2年生の皆さん。今日の話を参考に、自分自身の進路決定に向けて更に取り組んで行きましょう。

動物園で植栽実習を行いました。

昨年度に引き続き、今年度も池田動物園での植栽実習に行ってきました。池田動物園では2月14日から「動物たちと花フェス」と題して園内を草花で装飾し、動物たちと一緒に草花を楽しもうというイベントを予定しており、本校も旧ゾウ舎の装飾を担当させてもらうことになりました。

この日は草花専攻2年生10名が、予め考えておいたデザインをもとに自分たちで育てた草花を使用して3時間かけて装飾を行いました。

昨年度は、ゾウ舎の中に鉄筋と人工芝でゾウのオブジェを制作し、その周辺をビオラとハボタンで装飾を行いましたが、今年度は皆で意見を出し合った結果、マゼランペンギンのオブジェを制作しました。骨組みに番線を使い、表面にワイヤーネットを張って形を整えて新聞とペンキで色付けを行いました。なかなかの力作ができました。全体の装飾デザインは直線的な幾何学模様にし、組み合わされた四角いブロックの中にペンギンがいるというイメージを表現しました。

使用した草花は8月下旬には種をまき、装飾に使うのを楽しみにしながら専攻生は追肥や花がら摘みなど花の手入れを行ってきました。見る人に「楽しそう、可愛い」といった雰囲気が伝わるように考えながら皆楽しそうに作業を行っていました。作業の途中にはテレビ局から取材も入りましたが、専攻生は自信ををもってにこやかに答えていました。夕方のニュース等で放送されるそうです。動物園に行く機会があったら是非ゾウ舎の装飾に注目してもらえればと思います。

さまざま建設企業の方から仕事のことをお聞きするイベントへ参加しました。

ジップアリーナ岡山で建設企業ライブが開催され、農業土木科2年生が参加してきました。

県内47社それぞれのブースを訪問し、仕事内容ややりがいなど、さまざまなお話をお聞きし、また質問したりしました。

一言に土木といっても、その内容はさまざまです。今まで知らなかった仕事内容を新たに発見したり、より深く理解することができたりして、今後の進路選択の参考になる情報をたくさん得ることができました。

環境のことを考えたコンクリート製品についての学習

コンクリート製品の製造企業であるランデス株式会社の方より、農業土木科1年生を対象に、環境のことを考えたコンクリート製品についての講義をしていただきました。

用水路には多様な生物が生息していますが、コンクリートで囲まれたつくりにしてしまうことでその多様性が損なわれる恐れがあります。その点にも配慮した、生物と共存できる自然に溶け込めるコンクリート製品があり、約40年前の開発当時から現在までの様々なお話を聞きました。

加えて、現在世界的な重要課題の一つである二酸化炭素の排出削減に対応するため、製造時に排出する量が約30分の1になる新たな素材の活用が進んでいます。それらの構造や活用場面など最新事情のお話もお聞きすることができ大変有意義な学習をすることができました。