子豚 離乳しました。

みなさんこんにちは。畜産科学科中家畜部です。

今日5月14日は離乳日となりました。ここまで哺乳してきた母豚は分娩室から出て、通常の豚房に戻り次の交配に備えます。

一方子豚は、吸乳も母豚の温もりもなくなり、大きなストレスを受けます。そのため寒さ対策(ヒーターの温度調節を高く設定したり、敷料を増やすなど)と給餌と給水がいつでもできるようにしておきます。

さて、ここで問題です。離乳した母豚は通常であれば何日くらいで発情が来るでしょうか。

前回の答え→豚の妊娠期間は約114日(覚え方:3月、3週、3日)

ブドウの観察日記(5月12日)

【校長室便りR2-07】 一週間が経って、温室の「アレキ」の新梢もずいぶんと長く伸びていました。今は、大切な「新梢の管理の第一段階」です!

代表的な栽培方法では、アレキの新梢は房先(房が着いている節から先方向に数えて)5~7枚の葉を残して「摘心(てきしん:枝先を摘んで止めること)」します。

また、新梢は「捻枝(ねんし:節と節を持って梢をねじることで成長を抑制すること)」して、棚に「誘引(ゆういん:棚線にテープナー等で結びつけること)」していきます。こうすることで、新梢の生育(「栄養成長(えいようせいちょう)」)を抑制して、その分だけ房の生育(「生殖成長(せいしょくせいちょう)」)を促進させるのが目的です。

一方、「房の管理の第一段階」としては、まず「摘穂(てきすい)」。基本的には1本の新梢につき1房に、さらには1㎡当たり4~5房程度に間引いていきます。

次に「整房(花穂の切り込み)」。今は、岐肩と主穂の大きな肩の部分を除去する程度にしていますが、最終的には主穂の中程の小花穂12~14車を残して先端を切り込んでいきます。

「アレキ」の「整房(花穂の切り込み)」のやり方はいろいろな手法があり、上に記したのは一般的な方法の一つです。しかし、注意が必要なのは、ブドウの「整房」は品種が異なると、全くやり方が異なるということです。

ちなみに、下の写真は本校の「高妻」の「整房」の様子です。

「アレキ」の場合と違って、主穂の先から4cm程を残して上部を切り込んでいます。何だかもったいないような気もしますね。でも、これが品種の特性に応じた「房作り」であり、後々に一粒一粒を大きくするために必要な作業なんです。

前回のブドウの観察日記(5月4日)へ(クリック!)

 

夏本番に向けて準備中

暑い日が続いています。牛舎も夏バージョンに準備中です。

西日対策、日陰の作成、寒冷紗(かんれいしゃ)を牛舎周辺、パドックの育成牛の上に張っています。

ホルスタイン種の最適温度は10~15℃、適温は、0~20℃、生産限界温度は、ー15~27℃と言われています。

生産限界温度とは、飼料給与量を増加したり、気温により食欲不振などで、生産量が減少する温度の限界温度範囲のことです。

ホルスタイン種を飼育している本校では、牛たちのためにできる最大限のことを夏本番前に準備中です。

今日の豚舎の様子です。

みなさんこんにちは。畜産科学科中家畜部です。

公式YouTubeチャンネルが開設したので、これからはブログとYou Tubeで情報が発信できればと思っています。試行錯誤しながらやっていってますのでどうぞよろしくお願いします。

ブタもヒトも日光浴で健康に!!

みなさん、こんにちは。畜産科学科中家畜部です。

今日は天気も良く気持ちの良い1日になりそうです。こんな日は母豚も豚舎の運動場に出してやります。

1頭ずつしか出せないので今回は39号(キャサリン)にします。しばらくすると地面に転がって日光浴を始めました。気持ちよさそうですが、実はそれだけではありません。

外で歩いたり、鼻で地面を掘ったりすることでストレスの緩和や健康維持につながっていきます。かわいいだけではなく豚のことを考えた管理のひとつです。

さて、ここで問題です。豚の妊娠期間は何日でしょうか。(ヒント:写真を見れば分かります。)

前回の答え→離乳率=生子数÷分娩頭数×100

キュウリの定植(園芸セラピー専攻)

3号温室へ「キュウリ」を定植しました。
収穫に向けてスタートしました。収穫は生徒と実習で行う予定です。

 

農業科学科(有機専攻) 苗代の準備

有機専攻では、苗代(なわしろ:稲の苗を育てるところ)を準備しました。

準備した場所は、7号ハウスの中です。

以前、作物専攻が準備していた苗代は露地(ろじ:覆いの無い雨等が直に当たるところ)にありましたが、有機無農薬栽培では農薬等の含まれている可能性のある用水路の水を使用できないので、ハウス内で水道水を使って水管理をします。

ビニールを敷いて、そこに水を張る「プール育苗」です。

5月11日に消毒して浸種した種籾の水換えを行いました。朝と夕方の二回、水換えを行っています。サイフォンの原理を使って水を抜いています。ポンプなどは使っていません。地味ですが便利です。どういった原理か考えてみてください。

4号有機ハウスの「ホウレンソウ」「ミニトマト」も、すくすく成長いています。収穫が楽しみです。ホウレンソウはもう間もなく収穫です。

課題研究で3年生が播種した種もすくすく成長し、定植間近の元気な苗になっています。定植ができるように畝を準備しました。

 

園芸科学科登校日、皆元気です。

今日は、園芸科学科の休校中の登校日でした。久しぶりの登校となりましたが、皆元気に登校して顔が見れてホッとしました。

今までの課題の回収と新たな課題の配布を行いました。ほかにも1年生は実習で使う実習服の配布、トウモロコシの播種も行いました。

次登校したときにぜひトウモロコシの種どうなっているかな?

今日の園芸科学科セラピー専攻

園芸セラピー専攻では、本日ハッカ苗の定植を行いました。

園芸セラピー専攻では近年ハッカの利用促進に力をいれています。

昨年は近隣の企業と連携してハッカ風味の地ビール「薄荷乃香」試作を行いました。

今年度は、ハッカ風味の炭酸飲料を試作する予定です。

いいものが出来たら販売もしたいと思います。どうぞお楽しみに。

農業科学科(作物専攻)稲作編 除草剤散布・苗代準備+α

今日は「にこまる」を作付(さくつけ:栽培する場所)する圃場の周りに除草剤を散布しました。

今の時期は季節の変わり目で夏に向け小さな雑草が芽を出し始めています。この早い段階で一度、散布することで夏場の管理を容易にさせます。

苗代(なわしろ:稲の苗を管理するところ)では、前回に一工夫入れ整地しました。表面をレーキで慣らし、水を入れさらにトンボで慣らしていきます。

今までの整地に比べ、目で見ながら水平を確保できるため苗箱に均等に水が行きわたらせることができます。

苗代の仕上げ方は地域や農家によって異なります。

今年は、高農にあった管理を見つけるため様々な方法で準備を進めています。

一方、前回に播種(はしゅ:種まき)した「きぬむすめ」と「バジル」「パセリ」は順調に生育していっています!今後も順調に大きくなってほしいです。